ヘアカラーは年齢に関係なく皆さん楽しまれていますよね。
色もデザインも増えてきて私も以前ならわくわくしておりました。
ですがその裏にはヘアカラーするとピリピリする後日痒くなるとおっしゃる方が増えてきたように思います。
私自身も学生のころからカラーをしていましたので、カラーをしたい!ピリピリを我慢する!しょうがない!
と思い込んでいました。
でも、しょうがないを通り越して何とかならないのか?と
オシャレも我慢!と思う次元ではないということにきがつきました。
私なりの対処法です。
違和感を感じられる方で大きく2パターンの違いがあります。
①ヘアカラーの最中にピリピリする方→→刺激性接触皮膚炎
ヘアカラー剤の過酸化水素やアルカリ剤等による刺激を受けて出る症状です。
《対処法として》
・体調が悪い、疲れが貯まっているときは避けていただきます。
・ヘアカラー剤にもよりますので、できるだけ優しいものを選択オススメします。
そして明るくなればなるほど刺激も強くなりますので落ち着いたカラーの選択が好ましいです。
・明るくなくてもよいもであればマニキュアや植物染料は過酸化水素もアルカリも使っていないのでおすすめです。
・塗布前に保護剤をつけることで頭皮も保湿+直接接触を緩和します。
・それでもピリピリする方もいますので、地肌に付けないように塗布します。
当店ではアルカリ濃度、染料濃度を大幅に削減されたカラー剤を使用し
前処理として保護剤、後処理としてアルカリ剤ジアミン分解除去ができる
安心安全「 ケアカラー 」
でピリピリしないとお声をいただける様になりました。
刺激性接触皮膚炎はその時だけのパターンが多いですが、それを我慢しているとピリピリも酷くなります。
ので、何もなくても美容師的には気をつけて差し上げたいところであります。
②ヘアカラー後日かゆみがでる方→→アレルギー性接触皮膚炎
かゆみだけでなく、湿疹がでたり、ただれたり・・・
症状は1日では終わらないことが多いです。
特に有名なものでいいますとヘアカラー剤にふくまれる「ジアミン」という、色素がアレルギー反応を引き起こしていると言われています。
ここまできますとお医者様もヘアカラーをやめる事をうながします。
《対処法として》
アレルギーに対しいて100%大丈夫とはいいきれない部分があるのでパッチテストを必ずさせていただきます。
48時間後、様子をみて反応がなければ細心の注意を払ってお染していきます。
アレルギーになってしまう原因はわかりません。
なる人もいれば、ならない人もいます。
だだ、肌が皆さん弱くなられているのを感じます。
筋トレのように意識して筋肉を強くすることはできますが、お肌を強くすることはまだ難しいように思えます。
細胞は酸化し老化が進みます。
ヘアカラーも優しいものと唱っていても身体にとっては刺激の何物でもない。
究極論ヘアカラーをしないこともありだと思います。
実際私も2年前から染めていません。
でも私と同じように考えられるのも時間がかかるでしょうし、皆さん髪を染める意味はそれぞれなので私ができることはヘアカラーの刺激を最小限にすること。
そうすることでアレルギーしかり、髪のダメージを起こすリスクを
減らすことが美容師としての果たすべき役割かなと思っております。